皆様、東京って家賃高くないですか?
それでもできるだけ家賃を抑えたいと考える方は多いでしょう。
そんな方のために、この記事では東京の中でも家賃相場が安いエリアについて詳しく解説します。
また、家賃が安い賃貸物件の特徴についても取り上げるので、ぜひ参考にしてください。
筆者プロフィール
元某大手木造住宅の施工監督、FP資格取得者、現在も建設工事業界で働きながら、宅建取得勉強中。
不動産業界の新しい働き方である不動産エージェントに関して解説。 “家を探している人”目線で不動産屋と不動産エージェントのメリットデメリットを交えると共に 有識者の目線を両方持って専門用語を使わずにイメージしやすい物件探しあるあると不安要素の対処法を解説 東京の賃貸住宅をお探しの方はこちら |
東京の家賃相場が高い理由
東京の賃貸物件の家賃が高い理由は、その地域の人気の高さにあります。
都心エリアは生活の利便性が非常に高く、多くの人が住みたいと希望するため需要が高まります。
特に交通の便が良く、ショッピングや娯楽施設が集中している地域は非常に人気です。このため、家賃も高く設定されることが多いです。
さらに、東京は日本のビジネスの中心地であり、多くの企業がオフィスを構えています。
ビジネスマンやその家族が住むための住宅需要も高く、それが家賃の高騰に繋がっています。
特に、企業の本社や大規模なオフィスビルが集中するエリアでは、家賃が高くなる傾向があります。
加えて、東京の土地価格も非常に高いことが家賃の高さに影響しています。
地価が高い地域では、建物を建てるコストも高くなるため、それが家賃に反映されます。
東京は限られた土地に多くの需要が集中しているため、家賃が高くなるのは避けられない現象です。
23区内の家賃相場
東京都23区内の家賃相場は、エリアによって大きく異なります。
特に港区や渋谷区、新宿区といった中心部の区は非常に高い傾向があります。
これらのエリアでは、ワンルームの家賃相場が10万円を超えることも珍しくありません。
これらの地域は、企業のオフィスが集中し、交通の便が非常に良いことから、高い需要があります。
一方で、23区内でも比較的家賃が安いエリアも存在します。
例えば、足立区や葛飾区などは家賃相場が低く、同じ23区内でもかなりの差があります。
これらのエリアは、中心部から離れているため、交通の便が劣ることが多いですが、その分家賃が安くなります。
また、地域の治安や環境によっても家賃相場に差が生じます。
さらに、東京の23区内の家賃相場は、新築や築浅物件と築古物件でも大きな違いがあります。
新築や築浅の物件は設備が充実していることが多く、家賃も高めに設定されます。
一方、築古の物件は設備が古いことが多いため、家賃が安く設定されることが多いです。
東京郊外の家賃相場
東京郊外の家賃相場も、市や区によって異なりますが、全体的には23区内よりも安い傾向にあります。
例えば、八王子市や立川市などの多摩地域では、ワンルームの家賃相場が3万円台から5万円台と、比較的安価です。
これらの地域は、都心から離れているため、交通の便がやや劣る場合がありますが、その分家賃が安くなります。
東京郊外には、自然環境が豊かで静かな住環境が整っている地域が多く、ファミリー層に人気です。
例えば、立川市は多摩地域の中心として、商業施設や公園が充実しており、住みやすい環境が整っています。
また、八王子市は山や川に囲まれた自然豊かな地域であり、アウトドアを楽しむことができる魅力があります。
さらに、東京郊外には、地域によっては再開発が進んでいるエリアもあります。
これにより、新しい商業施設や住宅が増え、住みやすさが向上しています。
例えば、武蔵野市の吉祥寺エリアは、再開発が進み、利便性が向上したため、人気の居住エリアとなっています。
家賃相場が安い5エリアの詳細
足立区
足立区のワンルームの家賃相場は56,900円で、23区内でも特に安価です。
足立区はかつて治安の問題が指摘されていましたが、現在では改善されており、住みやすいエリアとして知られています。
北千住駅周辺は再開発が進み、商業施設や飲食店が充実しており、生活に便利な地域です。
また、足立区は公共交通機関も充実しており、都心へのアクセスも良好です。
足立区には、商店街やショッピングモールが多く、日常の買い物に便利です。
また、区内には公園や緑地も多く、自然を感じながら生活することができます。
足立区は、家賃が安くても生活の利便性を確保したい人におすすめのエリアです。
練馬区
練馬区のワンルームの家賃相場は57,400円です。
練馬区は23区の中で最後に設立された区であり、現在では人口が多く、自然環境にも恵まれています。
石神井公園や光が丘公園などの大きな公園があり、自然と触れ合える機会が多いです。
練馬区は、家賃が安くて自然環境が豊かな場所に住みたい人に向いています。
練馬区は、池袋や新宿などの主要エリアへのアクセスが良好で、通勤や通学に便利です。
また、区内には商業施設や飲食店が多く、生活に必要なものが揃っています。練馬区は、家賃が安くても都心へのアクセスを重視する人におすすめのエリアです。
葛飾区
葛飾区のワンルームの家賃相場は57,700円です。
エリアによって治安状況が異なり、特に新小岩駅や金町駅周辺は注意が必要ですが、柴又駅や京成高砂駅周辺は比較的治安が良いです。
葛飾区は、家賃が安くても安全に暮らせるエリアを選びたい人に向いています。
葛飾区には、多くの公園や緑地があり、子育て世代にも人気です。
また、下町情緒あふれる街並みが広がり、地域コミュニティも活発です。葛飾区は、家賃が安くても地域のつながりを大切にしたい人におすすめのエリアです。
江戸川区
江戸川区のワンルームの家賃相場は57,800円です。
大きな川と海がある自然豊かなエリアで、釣りやボートなどのレジャーが楽しめます。
ただし、水害のリスクがあるため、住む場合にはハザードマップを確認することが重要です。
江戸川区は、家賃が安くても自然と触れ合える環境を求める人に向いています。
江戸川区は、商業施設や飲食店も多く、生活に便利なエリアです。
また、区内には多くの学校や医療施設があり、子育てや健康管理にも適した地域です。江戸川区は、家賃が安くても充実した生活環境を求める人におすすめのエリアです。
中野区
中野区のワンルームの家賃相場は58,200円です。
中野区は交通の便が非常に良く、JR中央線や東京メトロ丸ノ内線など、多くの路線が利用可能です。
また、中野ブロードウェイや中野サンプラザなど、ショッピングやエンターテインメント施設も充実しています。
中野区は、家賃が安くても利便性を重視する人に向いています。
中野区は、大規模開発が進行中で、ますます利便性が向上しています。
また、区内には多くの飲食店やカフェがあり、外食を楽しむことができます。中野区は、家賃が安くても生活の利便性を確保したい人におすすめのエリアです。
家賃が安い賃貸物件の特徴
木造アパート
木造アパートは、建築コストが安いため、家賃も安くなりやすいです。
防音性や耐震性が低いこと、火災のリスクが高いことなどのデメリットがありますが、これらの点を理解した上で選ぶと良いでしょう。
木造アパートは、古い建物が多く、そのためさらに家賃が安く設定されることが多いです。
木造アパートには、家賃が安いだけでなく、風通しが良いというメリットもあります。
また、周囲の環境によっては、自然を感じながら生活することもできます。
ただし、木造アパートを選ぶ際には、防音対策や耐震対策がしっかりしているかを確認することが重要です。
築年数が古い
築年数が古い物件は、建物や設備の老朽化が進んでいるため、家賃が安く設定されることが多いです。
特に1981年6月以前に建築された物件は、新耐震基準を満たしていないため、耐震性に不安があります。
しかし、リノベーション済みの物件も多く、選択肢は広がっています。
築年数が古い物件には、古き良き建築様式を楽しむことができるというメリットもあります。
また、古い物件は間取りが広いことが多く、スペースを有効活用することができます。
ただし、設備のメンテナンスが必要になることが多いため、費用面での計画も重要です。
お風呂がない
お風呂がない物件や共同風呂の物件は、家賃が安くなる傾向にあります。
風呂掃除の手間が省ける利点がありますが、近くに銭湯やシャワー施設が必要です。
また、シャワールームのみの物件も安価です。お風呂がない物件は、忙しい生活を送る人や、費用を抑えたい人に向いています。
お風呂がない物件は、家賃が安いだけでなく、水道代や光熱費も節約できるというメリットがあります。
また、共同風呂や銭湯を利用することで、地域のコミュニティに参加することもできます。
ただし、プライバシーの確保が難しい場合もあるため、自分のライフスタイルに合った選択が重要です。
トイレが共用
トイレが共用の物件も、家賃が安く設定されます。
設備が最低限で良い方には向いていますが、プライバシーや衛生面での配慮が必要です。
また、共用部分の清掃が定期的に行われているかも重要なポイントです。
トイレが共用の物件は、コストを抑えたい人や、一人暮らし初心者に向いています。
トイレが共用の物件は、家賃が安いだけでなく、掃除の手間が省けるというメリットもあります。
また、共用部分の利用を通じて、他の住人との交流が生まれることもあります。ただし、清潔な状態が保たれているかを確認することが重要です。
まとめ
この記事では、以下の3つの重要なポイントについて解説しました:
- 東京の家賃が高い理由:東京の家賃が高いのは、その地域の人気と利便性の高さ、そしてビジネス需要が高いためです。
- 家賃相場が安い5つのエリア:足立区、練馬区、葛飾区、江戸川区、中野区は23区内でも家賃が安く、それぞれのエリアには独自の魅力があります。
- 家賃が安い賃貸物件の特徴:木造アパート、築年数が古い物件、お風呂がない物件、トイレが共用の物件などが家賃が安い傾向にあります。
これらのポイントを参考に、東京で家賃が安い物件を見つけてください。
あなたのニーズに合った物件が見つかることを願っています。
長々とありがとうございました。
次回記事の更新を楽しみにお待ちくださいませ!
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